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「風邪」の法律上の分類、新型コロナやインフルエンザと同じ5類に…生活への影響は?

2025年4月7日 9:49
「風邪」の法律上の分類、新型コロナやインフルエンザと同じ5類に…生活への影響は?

私たちがよくかかる病気「風邪」の感染症法上の位置づけが、7日から新型コロナやインフルエンザと同じ5類に分類されました。

私たちの生活への影響はないということですが、分類変更の目的などを取材しました。

感染症は、その感染力と罹患した場合の重篤性などにより、1類~5類に分類されていますが、4月7日から5類にはこれまでの新型コロナや季節性インフルエンザに加え「風邪」や気管支炎・肺炎などが、急性呼吸器感染症として分類されました。

感染症に詳しい医師に、話を聞きました。

かわむらこどもクリニック・川村和久院長
「簡単に言えば、(風邪が)分類の中に入っただけで、医療費にも関係が無い。普通の日常生活や集団生活・学校も含めて、何も今までと変わりはない。何一つ心配はいらないと考えてもらえるといい」

「風邪」が5類に分類されても、患者の医療費負担が増えることはなく、またこれまで通り就業制限や登校制限はありません。

「風邪」を引き起こすウイルスが200種類以上といわれる中、厚生労働省は国内で流行動向を把握することで、未知のウイルスが発生を迅速に探知したいとしています。

かわむらこどもクリニック・川村和久院長
「(未知のウイルスを)いち早く拾い上げることによって、当たり前だが国民の健康や命を守る目的という意味では重要な転換期」

5類分類されたことにより「風邪」は、7日から全国で約3000か所の医療機関で行われる定点調査に含まれることになります。

最終更新日:2025年4月7日 9:50
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