「キャッシュカードをポストに入れてください」警察官を装った特殊詐欺 80代女性が現金200万円だまし取られる<仙台市>
25日、仙台市若林区の80代女性がキャッシュカード4枚と現金200万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生した。
警察によると24日、女性宅に通信会社を装った男から「電話の使用料金が未納になっている。今から言う番号に電話をかけてください」と指示があった。電話をかけると通信会社を装った別な男が「その電話は詐欺の可能性があるので警察に連絡しておく」と言われ、その後に警察を装った別な男から「詐欺の犯人を捕まえている」「あなたの口座から犯人達が現金を引き出している可能性がるので、口座番号等を教えてください」などと指示があり、話を信じた女性が口座番号や暗証番号を教えた。
25日には警察を装った同じ男から「あなたが犯人ではないことを証明するためキャッシュカードを封筒に入れて自宅のポストに入れておいてください」と言われ、女性がキャッシュカード4枚をポストに入れたところ、封筒が25日中に持ち去られていてたという。
27日に女性が銀行で現金を払い出そうとしたところ行員から「多額の現金が引き出されている」と言われ、詐欺被害に気づいた。警察は同様の詐欺電話が相次いでいるとして注意喚起をするとともに、特殊詐欺事件として捜査している。