【仙台医療圏の「4病院再編構想」】村井知事「病院との基本合意締結後に議会に諮る」方針示す(宮城)
仙台医療圏の「4病院再編構想」について、宮城・村井知事は病院側と基本合意を交わした後に県議会で諮る方針を明らかにした。
宮城県議会が求めた基本合意締結前の説明は、否定した格好だ。
これは宮城県議会の一般質問で、自民党・県民会議の佐藤道昭議員の質問に答えたもの。
宮城県は、青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを富谷市に移転・合築する再編計画を進めている。
このうち、「宮城県立精神医療センター」について、知事は機能を縮小したサテライトにする方針として今後、新病院の規模や建設費などを算出する考えを示していた。
12日の県議会で、病院との基本合意締結前に議会へ説明することを求めた意見に対して、村井知事は次のように説明した。
村井知事「議会は、議案に対して賛成したり反対する権利を有している。基本合意の内容に議会の意思が縛られることはない」
村井知事は「4病院再編構想」について、議会に賛否を示す権利があるとして、あくまで病院との基本合意を締結したあとで議会に諮る方針を示した。