【第一回口頭弁論】専門学校・教員からの<アカハラ>で娘が自殺 『母親』の損害賠償請求6800万円に対し『学校』側は争う姿勢 <請求棄却>求める(仙台地裁)
この裁判は、埼玉県にある専門学校の教員から受けたハラスメントによって、2023年11月 娘の下田華愛さん(当時21)が自殺に追い込まれたとして、仙台市に住む母親が教員や専門学校を運営する学校法人を相手に、今年5月訴えを起こしたもの。
訴状などによると、母親は華愛さんが自殺したのは、当時通っていた埼玉県内の専門学校で教員からハラスメントを受けたことや、学校側がそれを防ぐ措置を取らなかったことだとして、教員と学校法人に対してあわせて6800万円あまりの損害賠償を求めている。
11日の第一回口頭弁論には、被告の教員と学校法人は欠席したが、『答弁書』で原告の請求を棄却するよう求め、争う姿勢を示した。
これを受けて、母親はその後の会見で「裁判でしっかりと事実確認をしながら、大切な命を一つ失ったということを理解してもらえるよう戦っていきたい」と話した。
ミヤギテレビの取材に対して、学校法人は「訴状の内容と学校の認識には大きな違いあり、事実確認を進め、今後の裁判で主張していく」と話した。
次回の裁判は、10月17日に行われる。