コスト削減を可能に!農業を学ぶ高校生が水稲の新肥料を開発 第12回高校生ビジネスプラングランプリ東北地区発表会
高校生が考えるビジネスプランの発表会が1日、仙台市の東北大学青葉山キャンパスで開かれた。日本政策金融公庫東北創業支援センターが主催。
1月に最終審査が終了した第12回高校生ビジネスプラン・グランプリで、優秀なプランとして評価された東北地区の5校が発表した。
【全国から5151件の応募 高校生ビジネスプラン・グランプリ】
このうち、最終審査で最高賞のグランプリを獲得した宮城県農業高校は、稲作農家のコスト負担を軽くする新肥料の可能性を発表。ウレアホルムという園芸用肥料を応用した新肥料を開発し、農業を学ぶ生徒らしく実証栽培も実施。肥料を78%削減しても収量、食味ともに遜色がなかったという結果を報告した。
この日、プレゼンテーションを担当したのは1~2年生だったが、今後は新肥料をさらに広めて全国販売することや、この肥料による環境負荷低減の数値化にも挑戦したいという。
【グランプリ獲得!宮城県農業高校の生徒たち】
<第12回ビジネスプラン・グランプリ>
日本政策金融公庫が主催。全国各地の高校から過去最多となる5151件の応募があった中で、宮城県農業高校は最終審査で最高賞となるグランプリを獲得した。第3回大会では、スキマバイトアプリ「タイミー」創業者の小川嶺氏がセミファイナリストに選ばれている。