仙台市の中学校の教諭が、生徒116人分の成績を誤って外部のアドレスに送信したことがわかった。

仙台市によると、9月27日　太白区にある市立中学校の50代の男性教諭が、2年生の全生徒116人分の成績データなどを添付したメールを外部のアドレスに誤って送った。

誤送信の内容は、生徒の名簿や理科の中間・期末テストの点数のほか、ファイルを開くためのパスワードが含まれていた。

この教諭は、けがをして出勤できない理科担当の30代教諭から、作業を自宅で行えるようメールで送信するよう依頼を受けていたという。

仙台市教委の指針では、成績などの個人情報を電子メールで送ることは禁止されているが、2人の教員は十分認識していなかったという。

市教委では、誤送信先のアドレスにメールの削除依頼を行ったうえ、生徒と保護者には事情を説明し謝罪したという。

誤送信による被害は、今のところ確認されていないという。