【現在も未処理の’感染性廃棄物’】不適切処理により「廃棄物処分業」認可取り消し 加美町の廃棄物処理業者の敷地に(宮城)
不適切な処理によって、去年10月に宮城県から認可を取り消された加美町の廃棄物処理業者について、業者の敷地内には現在も「感染性廃棄物」が残されていることが分かった。
県は、廃棄物処理業者に外部への委託を促すほか、廃棄物を出した"排出側"にも他の業者への委託等協力を呼びかけている。
県によると、処理されていない廃棄物が残されているのは、宮城・加美町にある「砂押プラリ」。
「砂押プラリ」は、病院の点滴で使われる医療用器具など「感染性廃棄物」の処理を請け負っていたが、そのままにしたにもかかわらず処理したとウソの報告をしたほか、不適切な処理が行われていたことが発覚。
去年10月、「廃棄物処分業」の認可が取り消された。
廃棄物処理法では、廃棄物を出した"排出側"が責任をもって処理をすることが定められているため、県は病院など"排出側"の事業者に協力を依頼するほか、「砂押プラリ」に対しては外部に処理を委託するよう促しているという。