<トンネルが貫通する瞬間に…>地元中学生が立ち会う 5年前の『東日本台風』で被害 国道349号の復旧工事(宮城・丸森町)
5年前の『東日本台風』で被害を受けた宮城・丸森町の国道349号の復旧工事で、トンネルが貫通する瞬間を地元の中学生が見学した。
19日に貫通したのは、丸森町の「丸森第3号トンネル」。
丸森中学校の2年生や地元住民などおよそ100人が見守る中、重機を使って最後の岩盤に穴が開けられた。
歓声)万歳、万歳、万歳
阿武隈川沿いを走る国道349号は、『東日本台風』で冠水したり土石流が流入したため、特に被害が大きかったおよそ8キロの区間を、災害に強い新たなルートとして復旧工事が進められている。
新たなルートに建設される3つのトンネルのうち最も長い「丸森第3号トンネル」は、延長およそ1.9キロで最後に貫通した。
丸森中学校2年生
「掘るところも見られて、光も見られて良かったです」
「実際に通れるとなったら、通ってみたいと思いました」
地元住民
「この辺の産業活性化に貢献すれば、非常に良いのかなと思っています」
19日貫通した「丸森第3号トンネル」は、照明の設置や道路の舗装などが行われ来年夏に完成する予定だ。