<奈良時代に”東北の政治の中心”>多賀城『政庁』の復元プロジェクト 来年度から開始へ(宮城)
宮城・村井知事は、多賀城で奈良時代に東北の政治の中心となっていた『政庁』の復元を、来年度から進める考えを明らかにした。
多賀城は、奈良時代に東北の政治や文化の中心地として設置され、去年 創建から1300年を記念して『南門』が復元された。
8日の定例会見で、村井知事は観光振興の一環として、政治や儀式が行われていた『政庁』を復元するプロジェクトを、来年度から始める考えを明らかにした。
村井知事
「1300年前は、東北の中心地だった。しかし、残念ながら多賀城が全国的に認識されていない。多賀城がここにあって東北が発展する拠点だったと、若い人・子どもに学んでもらいたい」
『政庁』があった場所は、当時の建物などは残っておらず建物が立っていた場所の柱の跡だけが残っている。
宮城県は、来年度から関係者との協議を始め、『政庁』の復元にむけて10~20年ほどの計画を作る方針だ。
財源には、文化庁からの補助金のほか今年秋から始まる見込みの『宿泊税』の活用も検討するという。
最終更新日:2025年1月8日 19:00