日ブラジル首脳、2年ごとに相互訪問で合意
石破総理大臣は、6年ぶりの「国賓」として来日したブラジルのルーラ大統領と共同で会見を行い、首脳同士が2年ごとに相互に訪問することで合意したと明らかにしました。
石破首相「日本ブラジル外交関係樹立130周年の節目にコロナ禍後初めての国賓としてルーラ大統領をお迎えできたことを大変に嬉しく存じます」
ブラジルのルーラ大統領は、6年ぶりの「国賓」として日本に招かれ、25日、天皇皇后両陛下主催の宮中晩さん会に出席し、26日、石破総理と会談しました。
両首脳は、首脳同士が2年ごとに相互に訪問することや、経済面や安全保障、環境・気候変動対策などの協力を強化することで一致しました。
また、ブラジルなどが参加する南米の関税同盟「メルコスール」と日本の協力の枠組みを早期に立ち上げることでも合意しました。ルーラ大統領は、日本と「メルコスール」の貿易協定の交渉を今年後半にも開始したいとの考えを明らかにしました。
日本政府としては、グローバルサウスの主要国であるブラジルとの連携をさらに深めていきたい考えです。