天皇皇后両陛下は、国賓として来日中のブラジルのルーラ大統領夫妻を迎え皇居で25日午前、歓迎行事に臨まれました。

国賓を迎えた皇居での歓迎行事は6年ぶりです。

天皇皇后両陛下は、午前9時半前から国賓として来日中のブラジルのルーラ大統領夫妻を皇居に迎え歓迎行事に臨まれました。

両陛下が国賓を迎えられるのは、2019年のアメリカ・トランプ大統領夫妻以来で、令和になって2回目、6年ぶりです。

両陛下とルーラ大統領夫妻は、秋篠宮ご夫妻、石破総理大臣をはじめとする閣僚などと共に宮殿・東庭で行われる歓迎行事に臨まれました。

両陛下と大統領夫妻は中央の台に進まれ、両国の国歌が演奏されたあと、ルーラ大統領が儀仗隊の栄誉礼を受けました。

この後、両陛下と大統領夫妻は、日本側の閣僚らやブラジル側の随員らとそれぞれ会釈をされました。

歓迎行事の最中に演奏される音楽は、従来は日本の曲のみでしたが、今回初めて相手国にも馴染みのある音楽をということで、ブラジル人の作曲した名曲「Brazil」が演奏されました。

歓迎式典の後、両陛下は、大統領夫妻と宮殿・竹の間で懇談されました。

また25日夜は、宮殿・豊明殿で両陛下主催の宮中晩さん会が6年ぶりに開催されます。

両陛下の長女・愛子さまが初めて出席されるほか、ブラジルにゆかりのあるサッカー選手・三浦知良さんや、元サッカー選手で解説者のセルジオ越後さん、歌手のマルシアさん、ボサノバ歌手の小野リサさんらが招待されています。