天皇皇后両陛下、4月7日に硫黄島を訪問 戦後80年の節目に戦没者慰霊
戦後80年の節目にあたり、天皇皇后両陛下が戦没者慰霊のため、硫黄島を来月7日に訪問されると宮内庁が発表しました。
今回の硫黄島訪問は戦後80年と、南硫黄島が日本初の原生自然環境保全地域に指定されて50年の節目にあたり、東京都から願い出を受けたものです。
天皇皇后両陛下は来月7日に政府専用機で日帰りで訪れ、硫黄島の概要や小笠原の自然について説明を受け、硫黄島戦没者の碑や硫黄島島民平和祈念墓地公園、鎮魂の丘などで拝礼される予定です。
硫黄島は太平洋戦争末期、日米の間に激しい地上戦が行われ、旧日本軍は2万2000人近い犠牲者を出しました。
今回のご訪問では、戦没者の遺族や硫黄島の旧島民の家族らとの懇談も予定されています。
1994年、上皇ご夫妻が慰霊のため、天皇皇后として初めて訪問されています。