硫黄島に星条旗掲げる写真、米国防総省のサイトから削除

太平洋戦争の激戦地、硫黄島に星条旗を掲げる当時の写真が、アメリカ国防総省のサイトから削除されたことがわかりました。
ワシントン・ポスト紙は18日、太平洋戦争中の1945年2月に激戦地・硫黄島で撮影された米兵らが星条旗を掲げる写真が、国防総省のウェブサイトから削除されたと報じました。トランプ政権が進める多様性への取り組みを見直す動きの一環とみられます。
星条旗を掲げる海兵隊員のうち1人がアメリカ先住民で、写真が掲載されていたページには「先住民がアメリカに果たした貢献と犠牲」の象徴と記されていたことが多様性を重視していると判断され、削除されたとみられます。
AP通信によると、広島に原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の写真も削除候補に指定されていて、「ゲイ」が同性愛者を指すと誤認した可能性が高いということです。