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7歳女児“虐待死” 担当した機関に上下関係か 「解除については現場的にはもう返すのかという思いがあった」現場の声が届かず… 愛知・犬山市

2025年3月18日 16:28
7歳女児“虐待死” 担当した機関に上下関係か 「解除については現場的にはもう返すのかという思いがあった」現場の声が届かず… 愛知・犬山市
愛知県犬山市に住む7歳の女の子が虐待死した事件で、県が設置した検証委員会の会見が18日に開かれ、関係機関の間に対等な関係がなく現場の声が届かなかったなどと話しました。

この事件は、去年5月、犬山市に住む、島崎奈桜ちゃん(当時7)が死亡し、母親の島崎みなみ被告(34)と、その内縁の夫の倉田凱被告(32)が逮捕・起訴されたものです。

奈桜ちゃんは、虐待の疑いがあるとして、事件前に2度、児童相談所に一時保護されていましたが、その後解除されていて愛知県は去年検証委員会を設置し、担当者への聞き取りなどを行ってきました。

検証委員会が18日会見を開き、途中経過について説明。児相と関係機関の連携について現場から「2回目の解除については、現場的にはもう返すのかという思いがあった」「状況を逐一報告したが自分たちの意見は出せず児相に判断をゆだねるしかない状況」などと、関係機関が対等な立場ではないという声があったと話しました。

検証委員会 折出健二委員長:
「命を守るのにどちらが上、どちらが下というのはあってはならない」

検証委員会では引き続き事実関係について調査を行い、2025年度中を目途に公表するということです。
最終更新日:2025年3月18日 16:28
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