米国防総省、トランスジェンダーの兵士ら除隊の方針
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アメリカ国防総省が、トランスジェンダーの兵士らを除隊する方針を示したことがわかりました。
先月26日付で裁判所に提出された国防総省の文書では、「性別に違和感を覚えると診断を受けた人が軍務につくことは、国家安全保障上の利益と明確に一致しない。兵役につく資格がない」と明記されていることがわかりました。
アメリカメディアによると、トランスジェンダーだと診断された米兵や予備役などは4240人にのぼり、多くが除隊となる可能性があります。
また、中西部アイオワ州議会は先月27日、差別から保護される対象から「性自認」を削除した法律を可決しました。
ニューヨーク・タイムズによると、アイオワ州はトランスジェンダーへの保護を撤廃する最初の州になるということです。
トランプ大統領は1月、多様性を重視する取り組みを廃止する複数の大統領令に署名するなど、多様性に逆行する動きが続いています。
最終更新日:2025年3月1日 5:40