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米飛行士2人が地球に帰還 装置不具合でISSに9か月超の長期滞在

2025年3月19日 7:07
米飛行士2人が地球に帰還 装置不具合でISSに9か月超の長期滞在

ISS(=国際宇宙ステーション)に到着後、装置の不具合で9か月を超える長期滞在を強いられていたアメリカ人宇宙飛行士2人が、日本時間19日午前7時前、地球に帰還しました。

9か月にわたりISSに滞在した宇宙飛行士のブッチ・ウィルモア氏とスニ・ウィリアムズ氏を乗せた宇宙船・クルードラゴンは、日本時間の午前6時57分ごろ、パラシュートを開いて減速しながらアメリカ・フロリダ州の沖合に着水し、地球への帰還を果たしました。

およそ30分後、海上に浮かぶ宇宙船が船に引っ張られて回収されました。その後、ウィリアムズ飛行士とウィルモア飛行士が作業員たちの補助を受け、笑顔で車いすに乗り込み手を振る様子がみられました。

2人は去年6月、およそ1週間の滞在予定でISSに到着しましたが、ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」の不具合で帰還できず、NASAはボーイングのライバル会社・スペースXの宇宙船で他の2人の飛行士と共に帰還させることを決めました。

最終更新日:2025年3月19日 10:13
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