100年前のモノクロ写真をAI技術を使いカラー化 山形市の旧済生館や蔵王の御釜などを展示
モノクロの写真をAI技術を使って、カラー化した写真の展示会が、山形市で開かれています。昔懐かしい雰囲気が残る写真の数々が並ぶ19日の展示会場を取材しました。
この展示会は、東北芸術工科大学の屋代敏博教授らが企画したもので、およそ100年前のモノクロ写真などをカラー化し、その写真を展示しています。
カラー化には、画像生成AIを使用し、モノクロのカラー化や画像の拡大を行います。AIの技術で解像度を落とさずに、カラー化できるといいます。
山形市の旧済生館です。建物の色や中庭の緑、カラー化することで、当時の雰囲気が伝わっていきます。
蔵王の御釜です。モノクロでは分からない湖の色や、周りの山の緑など、色がくっきりと出ています。
ほかにも結婚写真や、地域行事の写真など、カラー化した様々な写真が展示されています。
この展示会は3月23日まで、山形市のやまぎん県民ホール1階で開かれています。最終日の23日には、持ち込んだモノクロ写真をその場でカラー化するイベントも行われます。誰でも参加でき、カラー化した写真は持ち帰ることができるということです。