“山火事”3~4月に多発……ナゼ 原因の2位は農作業、1位は? 「このくらいの風なら」はNG【#みんなのギモン】

愛媛県や岡山県など各地で、山火事が相次いでいます。3~4月は山火事が最も多い時期ですが、背景には何があるのでしょうか? 山火事の原因で最も多いのは「たき火」で、2番目は農作業の「火入れ」です。自治体も、油断しないよう呼び掛けています。
そこで今回の#みんなのギモンでは、「春の山火事 原因は不注意?」をテーマに解説します。
そこで今回の#みんなのギモンでは、「春の山火事 原因は不注意?」をテーマに解説します。
富田徹・日本テレビ解説委員
「岩手県で大規模な山火事があったばかりですが、またしても各地で相次いでいます。23日夕方、愛媛・今治市で発生した山火事は一夜明けた24日午後4時半現在も延焼中で、1011世帯の1887人に避難指示が出されています」
「岡山市でも23日、山火事が発生しました。24日午後4時半時点でも消火活動が行われています。この火事では民家と倉庫合わせて6棟が焼け、403世帯の893人に避難指示が出されています」
「住民からは『命が大事だから避難しなさいと言われた』『家の方が燃えたらどうしようかなと思う』という声が聞かれました」
鈴江奈々アナウンサー
「避難されている方は本当に心配だと思いますが、(岩手・)大船渡市の山林火災を取材していても、なかなか鎮火に持っていくのが大変だということがよく分かりますよね」
斎藤佑樹キャスター
「(火が)消えたと思っていても幹の部分まで燃えている、という話も取材で聞きました。もちろん燃え広がる前に消したいですし、そもそも火の扱いには注意しないといけないなと思いましたね」
富田解説委員
「いったん燃え広がるとなかなか消せないところが恐ろしいところです。愛媛と岡山の山火事の原因はまだわかっていませんが、今は山火事が起きやすい時期でもあります」
「岩手県で大規模な山火事があったばかりですが、またしても各地で相次いでいます。23日夕方、愛媛・今治市で発生した山火事は一夜明けた24日午後4時半現在も延焼中で、1011世帯の1887人に避難指示が出されています」
「岡山市でも23日、山火事が発生しました。24日午後4時半時点でも消火活動が行われています。この火事では民家と倉庫合わせて6棟が焼け、403世帯の893人に避難指示が出されています」
「住民からは『命が大事だから避難しなさいと言われた』『家の方が燃えたらどうしようかなと思う』という声が聞かれました」
鈴江奈々アナウンサー
「避難されている方は本当に心配だと思いますが、(岩手・)大船渡市の山林火災を取材していても、なかなか鎮火に持っていくのが大変だということがよく分かりますよね」
斎藤佑樹キャスター
「(火が)消えたと思っていても幹の部分まで燃えている、という話も取材で聞きました。もちろん燃え広がる前に消したいですし、そもそも火の扱いには注意しないといけないなと思いましたね」
富田解説委員
「いったん燃え広がるとなかなか消せないところが恐ろしいところです。愛媛と岡山の山火事の原因はまだわかっていませんが、今は山火事が起きやすい時期でもあります」
富田解説委員
「林野庁によると、1年間で約1300件の山火事が起きています。毎日4件起きている計算です。2019~2023年の平均では、月別で最も多いのが4月(257件)で、次いで3月(225件)です」
森圭介アナウンサー
「3月や4月は乾燥しているから、ということですか?」
富田解説委員
「そうです。この時期に多い理由を3つ挙げます。1つ目は乾燥で、2つ目は春先で山菜採りや行楽で山に入る人が増えるからです。3つ目は、農作業の1つで枯れ草焼きをする時期だからということです」