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岡山・愛媛の山火事、延焼エリアの拡大続く 避難指示出ていない地域で避難準備する住民も…

2025年3月26日 11:11
岡山・愛媛の山火事、延焼エリアの拡大続く 避難指示出ていない地域で避難準備する住民も…

各地で発生している山火事は鎮圧のメドが立たず、今も延焼を続けています。愛媛県今治市では延焼エリアの拡大を受けて、避難指示が出ていない地域の住民も、避難の準備を始めています。

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26日も、止まらない被害の拡大。煙が立ち上るその下では、火の手が広がり続けています。4日目となった愛媛県今治市の山火事。26日午後2時半時点には、約417ヘクタールが焼けたということです。

25日夕方には…。

「山火事の延焼でしょうか。住宅からものすごい勢いで炎が上がっています」

山から住宅地へ“飛び火”。26日午後2時半の時点で、住宅などの被害は9棟にのぼっています。

そして今治市の山火事で“異例の規模”となっているのが、避難指示です。

現在、隣接する西条市とあわせて7494人に避難指示が出ていますが、これは、今月9日に鎮圧した岩手県大船渡市の山林火災と比べて、約1.6倍の規模となっています。

また、四国電力は延焼が続いた場合、今治市の全域にあたる7万6000戸が停電する可能性があるとしています。

26日朝、自宅の裏に火の手が迫っていた住民は…。

自宅裏に火が迫った住人
「ここから向こうが避難区域で、次はここに来るかなと。いつでも避難できるように、車の中に荷物を載せています」

避難指示が出たらすぐに出発できるように、準備を進めていました。

同じく山火事4日目の岡山市。これまでに県内で過去最大の規模となる約546ヘクタールが焼けました。鎮圧の見通しは、現在も立っていません。25日夜に出された避難指示(岡山市・玉野市1091世帯2133人)は、現在も継続中です。

避難者
「畑の倉庫がある竹やぶが、バチバチと音を立てて燃え始めて、音が怖かった」

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山火事2日目の宮崎市。

「広大な緑の真ん中に、焼け焦げたような跡が広がっています。消防が火種の確認作業などを行っているとみられます」

午後には、山から煙は確認できませんでした。西日本では27日から、広い範囲で雨が降る見込みです。

(3月26日午後6時5分ごろ放送『news every.』より)

最終更新日:2025年3月26日 11:11
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