「明るく人懐っこい」小2死亡事故…献花絶えず 逮捕の男「過去にも気が付いたら事故を」
静岡県浜松市で小学生の列に軽トラックが突っ込み、4人が死傷した事故で、逮捕された男が「過去にも気が付いたら事故を起こしていた」と供述していることが新たにわかりました。
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浴衣を着て、ウインクする女の子の写真。小学2年生の石川琴陽さん(8)が家族で夏祭りに行った際に撮影されたものです。“おめかし”するのが好きな子だったといいます。
静岡県浜松市で、小学生4人の自転車の列に、軽トラックが突っ込んだ事故。琴陽さんが亡くなり、小学4年生の姉が意識不明の重体。ほか2人は軽いけがをしました。
事故から2日。26日も現場には、花を手向け、手を合わせる人たちの姿が…。
献花に訪れた人
「ニュースをみて、いてもたってもいられなくて(現場は)そんなに見通しも悪くないので、どうしてそういう事故になってしまったのかなと」
琴陽さんと仲がよかったという友人も献花に訪れ、琴陽さんの人柄について「明るくて人懐っこく、周りに人が集まっていた」と話しました。
軽トラックを運転していた古橋昭彦容疑者(78)。警察は26日、容疑を過失運転傷害から過失運転致死傷に切り替え、身柄を検察庁に送りました。
古橋容疑者はこれまで、「なぜぶつかったかわからない」などと供述していましたが、新たに「過去にも、気が付いたら事故を起こしていた」と供述。また、取り調べの中で反省の趣旨の供述もしているということです。
警察は古橋容疑者の自宅を家宅捜索し、通院歴や使用している薬などを調べ、持病が影響した可能性も含め、捜査を進めています。
(3月26日放送『news zero』より)