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【県独自の基準検討へ】パワハラで女性自殺に処分が『停職3か月』「処分が甘いという感情を持つのは当然」

2024年2月6日 21:08
【県独自の基準検討へ】パワハラで女性自殺に処分が『停職3か月』「処分が甘いという感情を持つのは当然」

村井知事
「若い職員をあのような形で追い詰めてしまう。そして大切な命を失うような事象につながったのはいたたまれなく、強い憤りを感じる」
6日、村井知事はこのように述べ、亡くなった女性教諭に対して哀悼の意を示した。

<パワハラで女性自殺…処分は停職3か月>

これは2020年の10月、県立高校に勤務していた30代の女性教諭が、同僚の男性教諭から仕事の進捗について追い詰められたほか、「仕事を一切まかせません」などという手紙を机に置かれ、自殺した問題。
県教委は、一連の行為をパワハラと認め、男性教諭を停職3か月の懲戒処分とした。


村井知事「より厳しい県独自の基準検討」

これを受けて村井知事は、県教委は独立した部門で、県と処分規定が異なるとした上で、「処分が甘いという感情を県民が持つのは当然かと思う」と述べた。

県は過去の事例や人事院のルールを参考に処分を決めているが、村井知事は今後「ハラスメント」についてはより厳しい処分とする県独自の基準を策定するか検討する考えを示した。