<割れた岩の間から朝日が昇る…>景勝地『神割崎』 岩の間に倒れていたマツの木を撤去(宮城)
宮城・石巻市と南三陸町にまたがる景勝地『神割崎』で、岩の間に倒れていたマツの木が18日撤去された。
9月下旬、神割崎の岩の上に生えていた高さ10メートルほどのマツの木が、根元から倒れているのが見つかった。
神割崎は、毎年2月中旬と10月下旬に割れた岩の間から朝日が昇る幻想的な光景が見られる。
石巻市と南三陸町はおよそ110万円の費用を折半し、景観を損ねていたマツの木を18日撤去した。
委託を受けた森林組合の職員が、倒木にワイヤーをくくり付け大型のクレーン車で陸まで引き寄せたあと、切り分けて引き上げた。
撤去されたマツの木は、およそ1.2トンで樹齢70年と推定され、松くい虫の被害や雨風の影響で腐食が激しかったという。
南三陸町商工観光課・三浦成治さん
「ちょうど朝日が真ん中に望める期間に間に合ったことが、大変喜ばしく思います」
神割崎では、まもなく荘厳な日の出が見られる。