ついに国宝指定!多賀城碑が文化庁から正式指定 創建1300年を示す唯一の資料「観光にもひろげたい」宮城7件目の国宝
27日、国宝に指定された「多賀城碑」宮城県内で7件目の国宝となる。
高さ196センチ幅92センチの碑面には、「神亀元年」と刻印されており、西暦724年に多賀城が創建されたことを示す唯一の資料。
石碑は当時、東北地方の政治的、軍事的拠点となっていた多賀城跡の一角にある。
このほか周辺の発掘調査で出土した「漆紙文書」や「木簡」が当時の人々や生活の様子を示す貴重な史料として重要文化財に指定された。
見物客
「こういう風に扉を開いてみる機会はなかったのできょうはラッ キーでした」
多賀城市 埋蔵文化財調査センター 奥山政己 所長
「貴重な文化財として今後も教育だけではなくて観光などの分野にもひろげていきたい」
また復元工事が進められている多賀城跡の南門は今年11月にはその一部が公開される予定。