生後2か月…ホッキョクグマの双子の赤ちゃん、2頭とも順調に成育するのは国内で12年ぶり(仙台市・八木山動物公園)
2024年12月、仙台市の八木山動物公園で生まれたホッキョクグマの双子の赤ちゃんは生後2か月になりました。
最近の様子について、飼育員に話を聞きました。
八木山動物公園が公開した、2月3日(生後45日)のホッキョクグマの赤ちゃんです。
母親のポーラの横で双子の赤ちゃんは元気に動いています。
この姿に飼育担当者はー。
八木山動物公園・ホッキョクグマ飼育担当 大崎彩佳さん
「順調ですね、とても。まだ測っていないので推測だけれど、だいたい6㎏で中型犬くらいの大きさ。結構大きくなりました」
ポーラと父親のカイとの間に赤ちゃんが生まれたのが、2024年12月20日。
ホッキョクグマは600グラムあまりの小さな状態で生まれてくるため、成育が難しく、これまで3度の出産では赤ちゃんは生後間もなく命を落としましたが、今回はここまで無事に成長。
赤ちゃんの姿は隠れていても、おっぱいを飲む「ささ鳴き」と呼ばれる音が聞こえてきます。
双子ということもあり授乳は1日100回以上からスタートし、今でも20回程度にのぼるそうです。
八木山動物公園・ホッキョクグマ飼育担当 大崎彩佳さん
「ポーラにとって(子育ては)初めてだけれど、上手に子育てをしているので、飼育員一同 ポーラ凄いなと思っています」
国内で2頭ともが順調に成育するのは、2012年の札幌市円山動物園以来12年ぶりだということです。
八木山動物公園・ホッキョクグマ飼育担当 大崎彩佳さん
「最近は体が大きくなってきて、おぼつかない足取りではあるけれどヨチヨチ歩きができるようになってきているので、部屋の中を探索してみたり子ども同士でじゃれ合ったりポーラの体に乗っかったり、元気に動いている。近いうちに子どもの健康診断を行う予定で、体長がどのくらいか体重がどのくらいか。子どもも大きくなってきたので、運動場に慣らすことを始めたい。外に出る練習を重ねてお客さんの前で公開出来たらよい」
八木山動物公園では、運動場での外遊びの練習を重ね、今年5~6月頃の一般公開を目指すということです。