今年5月、東北道で大型トラックが停車中のバスに追突し3人が死亡した事故で、仙台地検は大型トラックの運転手を過失運転致死の罪で起訴した。

起訴状によると、福島県いわき市の久保光被告（30）は、今年5月16日午後8時過ぎ、宮城県栗原市の東北道下り線を大型トラックで走行中、前方の安全確認を怠り、走行車線にハザードランプをつけ停車中の大型バスの近くに立っていた3人をはね死亡させた過失運転致死の罪に問われている。

仙台地検は認否を明らかにしていないが、警察によると久保被告はこれまでに容疑をおおむね認めていた。

この事故では、乗客でネパール人留学生の男性2人とバスを運転していた運行会社社長の女性が死亡した。

仙台地検は、この女性について三角表示板を表示せずに停車した道路交通法違反の疑いで書類送検していたが、12月27日付けで容疑者死亡のため不起訴処分としている。