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宮城・涌谷町での強盗致死事件控訴審 1審の無期懲役を破棄し「懲役28年」判決

2024年5月23日 11:28
宮城・涌谷町での強盗致死事件控訴審 1審の無期懲役を破棄し「懲役28年」判決

2022年、宮城県涌谷町で発生した強盗致死事件の控訴審で仙台高裁は23日、被告の男に対し、1審の無期懲役判決を破棄し「懲役28年」を言い渡した。
住所不定・無職の松川雄太郎被告(28)は2022年11月、涌谷町内で三川栄治朗さん(当時64)から現金を奪おうと左脇付近を包丁で刺し、死亡させた強盗致死などの罪に問われている。
一審の仙台地裁では検察側の求刑通り「無期懲役」が言い渡されていたが、松川被告側は包丁は「刺した」のではなく「刺さった」などとして控訴していた。
判決で仙台高裁の渡邉英敬裁判長は、被害者との当時の状況について「もみ合いになった際などにあえて包丁を被害者に向け続けたとする証拠はなく、刺したとする認定は是認することができない」などとして一審判決を破棄。「懲役28年」の判決を言い渡した。