21日の強風の影響で南三陸町と気仙沼市の漁船6隻が座礁や転覆をしていたことが分かった。けが人や漁業被害は確認されていない。

気仙沼海上保安署によると21日に県内を襲った強風の影響で、南三陸町の志津川漁港内に係留していた漁船3隻が付近の岩場に座礁したと県漁協組合から通報があった。座礁した漁船の総トン数は最大で9.7トン。いずれも無人状態で座礁し、けが人はいないとのこと。
また志津川湾内におよそ10メートル×50メートルの油漏れが確認されたが、現在漁業への影響は確認されていない。県漁協組合によると22日は付近の波が荒れていたためオイルフェンスの設置や船の引き上げを行えなかったため23日に実施する予定。

その他、南三陸町の清水漁港で漁船1隻が転覆、気仙沼市の只越漁港でも2隻が座礁と転覆をしたと通報があったがけが人や漁業被害は確認されていない。

※画像提供：気仙沼海上保安署