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<勇壮な海のパレード・大漁旗や吹き流しが色鮮やか>『塩釜みなと祭』の本祭 神輿のせた船が松島湾内巡り豊漁・海の安全祈る(宮城・塩釜市)

2024年7月15日 18:40
<勇壮な海のパレード・大漁旗や吹き流しが色鮮やか>『塩釜みなと祭』の本祭 神輿のせた船が松島湾内巡り豊漁・海の安全祈る(宮城・塩釜市)

『海の日』の15日、宮城・塩釜市では『塩釜みなと祭』の本祭が開かれた。

神輿をのせた船が松島湾内を巡り、豊漁や海の安全を祈る祭りの様子を取材した。

白壁里沙子アナウンサーリポート
「御神輿が近づいてきました。重さはおよそ1トン。昨日からの雨で、この急こう配な石段は濡れています。緊張感が増す中、体を震わせながら運ぶ姿は迫力があり、圧倒されます」

今年で77回目となる『塩釜みなと祭』。

15日の本祭の見どころは「神輿渡御」。
志波彦神社と塩釜神社の2基の神輿を、それぞれ16人の氏子が担ぎ、202段もの石段をくだるところから始まる。

神輿を担ぐ氏子のうめき声も…。

出発から20分。

拍手「せーの!もう1回!がんばれ」「パチパチパチパチ」

担ぎ手
「すごい疲れるんですけれど、神様にご奉仕しているという気持ちでやると、身が引き締まるというか。雨で濡れていたので、ずるずる滑るんですけど、そこは気合を根性で」

見ていた人
「初めて見たんですけれど、感動で泣いちゃいました。おなかの底の方から力が湧いてくるって、こういうことなんだなと思って、素晴らしいですね」

このあと、塩釜市中心部を練り歩いた神輿は港に向かい、龍と鳳凰をかたどった『御座船』に載せられた。

岸壁に集まった多くの人たちに見守られる中、豊漁と海の安全を願い松島湾へ出航した。

白壁里沙子アナウンサーリポート
「およそ80隻の船を従えて、勇壮な海のパレード・海上渡御が始まりました。大漁旗や吹き流しが色鮮やかになびいています。けさの曇り空から一転、日差しを受け輝く海の上を力強く進んでいます」

15日は、クルーズ船の運航も行われ、船が列を作って島々を巡る様子を間近で楽しむ人の姿もあった。

4時間以上の巡行を終え、港に戻った神輿は、その後再び石段をのぼり15日午後7時頃それぞれの神社に戻る予定だ。