懲役2年・執行猶予4年「死にそうな母の面倒をみたくなかった、葬儀代を払いたくなかった」母(86)を公園に放置し死亡させた男(58)判決
宮城県多賀城市の無職、松田一明被告(58)は去年10月14日の未明意識不明の86歳の母親を自宅近くの公園に車いすに乗せて放置し死亡させたとして保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕された。
しかし、検察は母親の死因が放置によるものと断定できなかったとして「保護責任者遺棄」の罪で起訴していた。
当時松田被告は「死にそうな母の面倒をみたくなかった、葬儀代を払いたくなかった」と供述している。
19日の裁判で仙台地裁の須田雄一裁判官は保護の必要な母親を未明の公園に置き去りにするのは危険で悪質、身勝手な犯行としながら罪を認め反省しているなどとして松田被告に「懲役2年・執行猶予4年」の判決を言い渡した。
最終更新日:2024年4月19日 19:18