【「東日本台風」で被害】国道349号復旧工事 3箇所建設予定のうち「最後」のトンネル工事始まる(宮城・丸森町)
2019年の東日本台風で被害を受けた丸森町の国道349号の復旧工事で、3箇所に建設することになっている「最後」のトンネル工事が始まった。
14日午前、工事関係者や町の関係者などおよそ40人が出席して、トンネル工事の安全を祈願した。
2019年10月の「東日本台風」で、阿武隈川沿いを走る国道349号は、冠水や土石流が流入するなど大きな被害を受けた。
国が進める復旧工事では、被害が大きかった約8キロの区間を、現在より15メートルほど高い山側に新たなルートを整備する計画で、途中には3本のトンネルが建設される。
3本のうち最後の着工となった「丸森第2トンネル」は、片側1車線で長さ257メートル、事業費はおよそ15億円。
丸森町・保科郷雄町長「安心して通れる道路が出来るん だなという思いをしているとこ ろです」
このトンネルは、来年5月に完成予定だが、全ての復旧工事が完了し通行できるようになる時期は未定だという。