不起訴処分となったのは岩手県の会社員の男性(55)。今年7月、仙台市太白区のマンション駐車場から市道に出る時に歩道にいた女性を乗用車ではねて逃げたとして、過失運転致傷と道路交通法違反(救護措置義務など)の容疑で逮捕・送検されていた。
このうち、道路交通法違反(救護措置義務など)の容疑について、仙台地検は「起訴して公訴を維持するに足りる十分な証拠を確保できなかった」として、嫌疑不十分で不起訴処分とした。一方、過失運転致傷容疑については略式起訴した。いずれも19日付。
男性は逮捕当時、警察の調べに対して「人をひいたつもりはなく、逃げたつもりもない」と容疑を否認していた。