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【宮城名物「はらこめし」のような??新メニュー】名産・イワナとその卵を使った「黄金のどんぶり」とは(宮城・栗原市)

2023年11月13日 20:00
【宮城名物「はらこめし」のような??新メニュー】名産・イワナとその卵を使った「黄金のどんぶり」とは(宮城・栗原市)

宮城を代表する秋の味覚の1つといえば炊いた鮭とご飯にたっぷりのイクラをのせた「はらこめし」だが、宮城・栗原市の飲食店では 名産のイワナとその卵を使った「はらこめし」のような新メニューが登場し、いま注目を集めている。

栗原市花山の「花山養魚場」。

山の恵みを受けたこの場所で、大切に育てられているのが栗原市の名産「イワナ」。

今の時期、産卵期を迎えたメスがお腹に抱えるのは鮮やかな「黄金色の卵」。

安定して出荷できるほど生産量が多くないことから、一般に流通することはほとんどなく「幻の食材」と言われているという。

花山養魚場・野口岳さん(42)「うちではイワナの卵をほとんど使ったことがなかったので、こういう事がきっかけで、少しでもイワナやイワナの卵が有名になればと思っています」

世に出回っていないイワナの卵に目を付けたのが、栗原市内で飲食店を営む鈴木さん。

偶然、養魚場で見つけたイワナの卵の美しさに惹かれ、メニューの開発に取り掛かった。

まるよ食堂・鈴木凱弥さん(31)「宮城の郷土料理として『はらこ飯』はあるので、それをリスペクトしつつ、栗原でも有名なイワナがあるので、それでなんとか『はらこ飯』みたいなものを作れないかと思って」

コンセプトは〝新たな「はらこめし」〟。

刺身でも食べられるように普通より大きく3年かけて育てられた30センチほどのイワナは、その身をしょうゆで〝ヅケ〟にする。

卵は美しい色合いを損なわないように、みりんと薄口醤油で味付けして、地元産・ササニシキのご飯に盛り付ければ、まるで『はらこめし』?な新メニュー「黄金のイワナ丼」の完成。

阿部美月記者リポート「それでは黄金のイワナ丼、いただきます。イワナのお刺身の滑らかさとイクラのつぶつぶとした食感がマッチしていて、とても贅沢な味わいです」

テイクアウトだけでスタートした去年。「連日完売」の大人気に、今年は店内でも提供を始めた。

まるよ食堂・鈴木凱弥さん(31)「栗原といえばイワナのはらこ飯もこの時期に食べられるという感じに根付いていけばいいと思います」

今の時期だけの新たな秋の味覚。

栗原の新たな名物になるのだろうか。

「黄金のイワナ丼定食」は店内飲食2000円(税込み)、テイクアウト1800円(税込み)。