<初のオリンピックで銀メダル>スケートボード女子ストリート 仙台出身・赤間凛音選手(15) 地元から熱い声援
パリオリンピックのスケートボード女子ストリートで、仙台市出身・赤間凛音選手が銀メダルを獲得した。
15歳でのオリンピックへの初挑戦に、宮城県内からも熱い声援が送られた。
白壁里沙子アナウンサーリポート
「緊張感と期待感が入り混じる会場です。赤間選手と一緒に練習をした仲間、赤間選手に憧れるキッズスケーターたちがエールを送ります」
赤間選手と練習していた梅崎玲央さん(20歳・スケボー歴10年)
「身近な人が世界で戦っているのは、すごく嬉しいことだしがんばってほしい」
小学5年生(スケボー歴3年)
「金メダル。みんなに持ち帰ってもっとすごい選手になってほしいです」
パリ・コンコルド広場で行われたスケートボード女子ストリート。
仙台市出身・赤間凛音選手は、予選最終組に登場した。
応援する会場「わー」
全体2位の成績で予選を通過し、メダルをかけた決勝に進む。
父親の影響で、7歳からスケートボードを始めた赤間選手。
住吉台中学校を卒業し、ことし4月からは東北高校に通っている。
齊藤千紘記者リポート
「赤間選手が通う東北高校泉キャンパスには、生徒や教員およそ50人が集まり、声援を送っています」
同級生「凛音楽しんで頑張れー」
同級生も日本から声援を送るなか、いよいよ運命の決勝。
コース内を自由に滑る「ラン」と、一発の技を決める「ベストトリック」で競うこの種目。
赤間選手は前半の「ラン」で得意のバーレーグラインドなどを決め、この時点でトップに立つ。
応援する東北高校「うぉー(歓声)」
そして、5本のうち点数のいい2本が採用される「ベストトリック」。
赤間選手の1本目。
いきなり92.62の高得点を出して1位をキープ。金メダルが近づく。
8人が争う決勝で、ライバルとなったのは海外勢ではなく同じ日本選手。
14才の吉沢恋選手が巧みにボードを操る大技を決め、首位に躍り出る。
その後、逆転を狙い、最後まで攻め続けた赤間選手だったが、金メダルにあと一歩及ばず。
それでも、初めてのオリンピックで銀メダルを獲得した。
赤間選手にスケートボードを教えた荻堂盛貴さん
「銀メダルなので、嬉しい気持ちとありがとうという気持ちと色んな気持ちが入り乱れて。すごい感動させてもらったので、本当にお疲れさまとありがとうという気持ちでいっぱいです。負けず嫌いな凛音なので、次回は確実に金メダルをとってくれると思う」
東北高校・同級生
「最後までチャレンジしたのでかっこよかった」
「自分と同じ高校で頑張っている人の姿を見て、もっと自分も頑張っていきたいと思った」
赤間凛音選手
「パリオリンピックでメダルを取ることがすごく夢だったのでうれしいですし、今までもらったメダルよりもすごく重くて感動しています。
最後の技を決めたかったんですけれど、最後まで諦めずに自分らしい滑りをできたんじゃないかと。
今回のオリンピック、応援してくれてありがとうございました。
次のオリンピックでは、金メダルを絶対取りますのでこれからも応援よろしくお願いします」