【ポイントは<不安><恐怖>をいかに抑えるか】「視覚障がい者」と「盲導犬」 ヘリコプターで吊り上げる救助訓練(仙台市)
視覚障がい者と盲導犬をヘリコプターで吊り上げて救助する訓練が、仙台市で行われた。
訓練が行われたのは、仙台市消防局の荒浜訓練場。
訓練に協力したのは、「日本盲導犬協会」所属で普及活動に従事する「盲導犬PR犬」と視覚障がい者役のスタッフ。
ヘリコプターは、地上15メートルの高さでホバリングして救助活動を行った。
訓練「今、私の肘につかまってもらっています。このまま前の方に10メートル くらい移動しますので」
盲導犬には、専用のハーネスと口輪を付けて、視覚障がい者と一緒に吊り上げる。
救助隊員の的確な指示をもとに、視覚障がい者と盲導犬の不安や恐怖をいかに抑えられるかが、訓練のポイントだ。
仙台市消防局・消防航空隊 佐藤義幸隊長
「有事の際には、すごく不安になると思うんです。こういう訓練をしているということを発信して、有事の際に我々消防航空隊が皆さんを助けに来るということを分かって頂ければ…」
仙台市消防局では、去年から地上での訓練を始めていて、実際にヘリコプターで吊り上げる訓練は今回が初めてだという。