【加美町が<法的措置>へ】ゴルフ場運営会社が町から買い戻したゴルフ場用地 その日のうちに4倍の4億円で転売 メガソーラー計画持ち上がる(宮城)
宮城・加美町のゴルフ場運営会社が、町から9千5百万円で買い戻したゴルフ場用地を、その日のうちに4倍の4億円で太陽光発電会社に転売しメガソーラー計画が持ち上がった問題で、町は刑事・民事の両面で法的措置をとる方針を明らかにした。
加美町によると、「やくらいサイズゴルフ倶楽部」を運営する会社「チームトレイン」は、経営難により町に売却されていたゴルフ場の土地や建物を、2021年4月 売却時と同じ9500万円で買い戻した。
しかし、その日のうちにカナダに本社がある太陽光発電会社の子会社に4倍にあたる4億円で売却していた。
「チームトレイン」は、当初 買い戻した土地でゴルフ場を継続すると町に説明していたが、去年11月一転して経営不振を理由に今シーズンでのゴルフ場の営業終了と、新たにメガソーラーを建設すると町に伝えたという。
町は会見を8日開き、「チームトレイン」が太陽光発電の子会社に用地を売却した当初からメガソーラーの建設が目的だったとして、法的措置をとる方針を明らかにした。
加美町・石山敬貴町長
「(チームトレインと太陽光子会 社の)契約書を見ますと、その使用目的の仲におきまして75 メガワット規模の太陽光発電設備を設置するということは、はっきりと明確に書いてある。簡単に言ってしまえば、それは(町にとって)『詐欺』というこ とになるわけですけれど」
加美町は刑事告訴を視野に、現在 加美警察署と協議を進めている。
また、土地返還などを求めた民事訴訟も8月までの提訴を目指していくという。