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【初いぶし】煙を焚いて「かやぶき屋根」を害虫から守る 宮城・白石市の「検断屋敷」

2024年1月10日 16:19
【初いぶし】煙を焚いて「かやぶき屋根」を害虫から守る 宮城・白石市の「検断屋敷」

宮城・白石市の「検断屋敷」で、10日 煙を焚いてかやぶき屋根を害虫から守る「初いぶし」が行われた。

「検断屋敷」は、仙台藩の宿場町にあった建物を 白石市小原地区の材木岩公園内に移築・復元したもので、宮城県の有形文化財に指定されている。

10日は、文化財の保全に取り組む地元住民4人が、囲炉裏に今年最初の火を入れた。

囲炉裏にスギの葉をくべると、建物内は一気に白い煙に包まれた。

この煙によって、かやぶき屋根にいる害虫を追い出し、柱や梁に煤が付き腐りにくくなるという。

小原地区活性化推進協議会・大浦正一副会長「かやを丈夫にするというか、古い物を大切にするという思いで、皆さんやっています」

「検断屋敷」は、現在 冬期休館中で、オープンする3月1日までの間 週に1度のペースで囲炉裏に火が入れられるという。