仙台市「新・担当課長」新設へ 台湾半導体工場受け入れの環境整備担う<宮城県>
宮城県大衡村では、台湾の半導体メーカー大手「PSMC」が「SBIホールディングス」と共同で工場を建設することが決まっていて、稼働は2026年を目指している。
2029年には自動車に使われる半導体を「月に4万枚」生産する計画で、8000億円を超える投資と1000人以上の雇用が想定されていてる。
これを受けて仙台市は、国外からの工場関係者や新たな従業員らの受け入れ準備体制を強化しようと、来月1日付で経済局イノベーション推進部に「半導体関連産業担当課長」を新設する事を決めた。
今後、新設した担当課長らで従業員の住まいや教育、医療など仙台市での受け入れ環境整備を進めていくということ。
半導体工場を巡っては、台湾の半導体メーカー大手「PSMC」と「SBIホールディングス」両者の合弁会社「JSMCホールディングス」が青葉区の仙台銀行ビルに今年7月、「仙台オフィス」を開設すると発表していて、関連する企業の進出などのさらなる投資も見込みつつ早急な受け入れ環境の整備が求められている。