楽天の辰己涼介選手（28）が24日、球団事務所で契約交渉に臨み、推定で昨シーズンの8000万円から大幅増となる金額（非公開）で契約を更改しました。

辰己選手は昨シーズン全143試合に出場し、フライを捕るなどしてバッターをアウトにする外野手の「刺殺」の数（397）で76年ぶりにプロ野球新記録を樹立。
また、打撃では158安打を放ち最多安打のタイトルを獲得。
初のベストナインにも選出されるなどチームをけん引しました。

2025年のシーズン中にも国内FAの権利を取得する見込みでこれまでにメジャー挑戦の強い意欲も見せていた中、24日の会見では「未来のことは特に考えていない」とメジャー挑戦について球団と話をしていないと明かした辰己選手。

しかし、今シーズンの目標について聞かれると「二刀流をさせてもらいたい。投手としても野手としても圧倒的な数字を残して優勝するための大きなピースになりたい」と話し、新たに野手と投手の二刀流に挑戦する意向を表明しました。

三木監督にはまだ伝えていないということですがこのオフは打撃練習はせず投球練習ばかりしていたと語り、今シーズンの目標については投手として「25勝0敗」と回答。

2013年に田中将大投手（現巨人）が記録した24勝0敗を上回る成績を掲げ、「いつ投げるかわからないので、毎試合観に来てほしい」とファンに向けて話しました。