現在、宮崎県延岡市で2次キャンプ中のベガルタ仙台。開幕に向けて、着々と準備を進めている。1月28日まで行われていた沖縄1次キャンプの様子をお届け。

今月15日から始まった沖縄県糸満市での1次キャンプ。今年は例年にも増してハードな練習を行っていた。特に目立っていたのがスタミナの強化で、ボールを使った練習でも常に走りっぱなし。中には足をつる選手も…！それでも、今シーズンから指揮を執る森山佳郎監督(56)が選手たちに大きな声をかけて活気あふれるキャンプとなっていた。

〈ベガルタ仙台　森山佳郎監督(56)〉
「体が動かない分、声で勝負するしかないんで。(選手たちが)ちょっとそんな細かいこと言うなよっていう感じなのを、そこをまたさらに上から押しきるパワーが無いと、選手たちにもっていかれちゃうんで選手との戦いですね」

そして戦術面の練習では、去年42試合を戦ってトータル61失点を喫した守備の立て直しに多くの時間を割いていた。

森山佳郎監督の指導・・・
「まず一番危ないディフェンスとキーパーの間(のスペース)を埋める。これはキーパーと協力してね！完全に消さないでアキ(林選手)が守れる所は守れる。去年はクロスからの失点凄く多いんで特にそこのエリア外されてからのクロスとかねそういうの意識して！」

期待の新戦力たちも開幕に向けて順調に調整を進めている。この沖縄キャンプから全体練習に合流したブラジル人ストライカー・エロン選手(25)は厳しい練習を共にすることですっかりチームに溶け込んだ様子。

〈新加入FW・エロン選手〉
「素晴らしいキャラクターが揃ってるチームだと思います。個の能力も非常に高いチームですし、クラブの掲げる目標に到達するために、みんなで力を合わせていって最終的には自分たちの目標に到達していきたい。」

そして、今年唯一の高卒ルーキー。鹿児島の神村学園から加入した、西丸道人選手(18)は早くユアスタのピッチでプレーがしたいとキャンプ序盤から懸命のアピールを見せていた。

〈新加入FW・西丸道人選手〉
「いち早くユアスタでプレーして 皆さんを喜ばせられるようなゴールを決めたいと思っているので、是非今シーズン一緒に戦って下さいよろしくお願いします」

ベガルタ仙台は今後も宮崎県でキャンプを行い、来月25日にアウェーで開催される大分トリニータとのシーズン開幕戦に臨む。