新幹線西九州ルート与党検討委員会 長崎・佐賀の両知事や沿線自治体トップらにヒアリングへ《長崎》
新幹線西九州ルートの整備方針を議論する与党の検討委員会がおよそ半年ぶりに開かれました。
森山委員長は、長崎、佐賀の知事や沿線自治体のトップなどから直接意見を聞く場を設ける考えを示しました。
2023年12月以来、約半年ぶりに開かれた与党検討委員会は、議員辞職した谷川 弥一氏に代わり、加藤 竜祥衆議院議員が委員に加わりました。
前回の会合を受け、行われた国土交通省と佐賀県との協議では、未整備の武雄温泉~新鳥栖間について、佐賀県側が『佐賀空港と関連させたルートの議論の可能性』を示したものの、国側は『佐賀駅を通るルートが最も整備効果が高い』とし、進展は見られず。
JR九州、佐賀県、長崎県のトップによる意見交換も実施され、大石知事とJR九州の古宮社長は “国を含めた4者協議” を提案しましたが、佐賀県の山口知事は「地元での合意形成が必要」とし、議論は平行線をたどりました。
(森山委員長)
「当委員会としても関係者や沿線自治体からヒアリングを行うことが大事ではないか」
委員会後 森山委員長は、長崎・佐賀両県やJR九州、沿線自治体のトップに対し
ヒアリングを行う考えを示しました。
7月下旬までに2回に分けて知事らを委員会に招き、直接 意見を聞くとしています。
また 国交省に対しては、引き続き佐賀県と粘り強く協議するよう要望したということです。