【衆院選】「県内選挙区情勢調査」長崎1区は国民民主先行 2区と3区は与野党競り合いに《長崎》
今月27日に投開票が行われる衆議院選挙。NNNと読売新聞は、公示直後の情勢調査を行いました。
長崎1区は国民民主の候補が先行、2区と3区は与野党の候補が激しく競り合っています。
情勢調査はNNNと読売新聞がきのうまでの2日間、電話とインターネットで行いました。
長崎1区では、3期目を目指す国民民主党・前職の西岡 秀子候補が優位に立ち、自民党・新人の下条 博文候補が追う展開となっています。
西岡候補は 国民民主支持層の9割、立憲民主支持層の7割を固め、無党派層の3割強にも浸透。
自民支持層の2割、維新支持層の3割弱にも食い込んでいます。
年代別では30代の4割弱、40代の3割強、70歳以上の5割弱が支持しています。
下条候補は 自民と公明の支持層からの支持がそれぞれ6割にとどまっているほか、無党派層の支持は1割弱と広がりを欠いています。
年代別では40代と70歳以上の3割弱から支持を得ています。
日本維新の会・新人の山田 博司候補、
共産党・新人の内田 隆英候補、
参政党・新人の黒石 隆太候補の3人は、伸び悩んでいます。
2区は、立憲民主の山田 勝彦候補と自民の加藤 竜祥候補の前職2人が、“横一線の戦い” を繰り広げています。
山田候補は 立憲民主支持層の9割弱を固め、無党派層の3割にも浸透。
ただ 国民民主支持層は、4割強と固めきれていません。
職業別では無職と商工自営・自由業の4割以上に浸透しています。
加藤候補は 自民支持層の7割強、公明支持層の6割強を固めていますが、無党派層は1割弱と広がりを欠いています。
年代別では30代で2割強、50代で3割弱と山田候補を上回っています。
日本維新の会・新人の横田 朋大候補、
参政党・新人の髙木 聡子候補の2人は、広がりを欠いています。
3区は、自民・前職の金子 容三候補と立憲民主・元職の末次 精一候補が激しく競り合っています。
金子候補は 自民支持層の8割弱、公明支持層の7割弱から支持を得ていますが、無党派層は1割ほどの支持にとどまっています。
職業別では農林水産業の7割弱、専業主婦の4割弱の、支持を得ています。
末次候補は 立憲民主支持層の9割弱、無党派層の3割弱を固め、維新、公明支持層のそれぞれ2割程度を取り込んでいます。
年代別では40代で3割、60代で3割強と、金子候補を上回っています。
日本維新の会・新人の井上 翔一朗候補は、支持を広げられていません。
今回の調査では、いずれの選挙区でも3割弱の回答者が投票する候補者をあげておらず、今後、情勢が変化する可能性もあります。
一方 長崎市内では、候補者の写真や経歴などが掲載された「選挙公報」の印刷が行われました。
18日までに46万部あまりが印刷され、投票日の2日前の25日までに選挙区内の各世帯に配布されます。
(県選挙管理委員会 楠本 雅一書記長)
「すでに始まっている期日前投票については、電子版の選挙公報を見てもらってぜひ投票所に足を向けてほしい」
選挙公報は、県選挙管理委員会のホームページからも見ることができます。