自民党新総裁に石破茂氏選出 長崎県民の期待は 総裁選で高市早苗氏との決選投票制す《長崎》
自民党の新しい総裁に、石破茂氏が選ばれました。
事実上の次の総理大臣に、県内からは物価高対策や防衛などの政策に期待する声が聞かれました。
(近藤燦太 記者)
「石破さんが自民党の総裁に決まりましたが…」
(70代)
「決まったんです?初めての女性の総理もいいかなと思ってはいたが」
(70代)
「5回目のチャレンジでいいんじゃないか。一回、どういうことを首相になったらやるか見てみたい」
(70代)
「私は自民党が好きではないけど、(石破氏が)自民党総裁になるのは一番いいのでは」
自民党の新たな総裁に選出された石破茂氏 67歳。
(石破 茂氏)
「国民を信じ 勇気と真心をもって真実を語り、この日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、全身全霊を尽くす」
今月12日に告示された総裁選挙には、現在の仕組みが導入された1972年以降、最多となる9人が立候補し、政治改革や経済政策などについて論戦を繰り広げました。
国会議員票368票と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」368票の、あわせて736票で争われ、県内では 党員・党友2万3700人のうち、53.1%にあたる1万2630人が投票。
27日午前、長崎県連で開票作業が行われ、高市早苗氏が3700票あまりと最も多くを獲得し、石破茂元幹事長が100票あまりの差で続きました。
各都道府県の得票数は「ドント方式」で割り振られ、全国の結果も高市氏が最も多くの票を獲得しました。
午後1時からは国会議員による投票が始まり、県選出の国会議員はいずれも旧岸田派に所属した金子 容三衆院議員、古賀 友一郎参院議員、山本 啓介参院議員の3人は林氏を。
加藤 竜祥 衆院議員は高市氏を支持しました。
1回目の投票では高市氏がトップに立ったものの 過半数を獲得することはできず。
次点の石破氏との決選投票で争われた結果、414票のうち石破氏が215票を獲得し、高市氏を逆転。
5回目の挑戦で総裁選を制しました。
この結果に、まちの有権者からは…。
(80代)
「高市さんよりは石破さんがいいと思った。(公約に)上げたことをしっかりやってほしい」
(70代)
「石破さんの場合は防衛の問題が得意だと思うので、そちらの意見、やり方をみてみたい」
物価高騰対策については…。
(10代大学生)
「1番は増税。消費税とかいろんな税金が上がるのかと懸念している」
(10代大学生)
「物価が上がってお金のやりくりに困るところがあるので、改善を期待するところ」
(30代)
「庶民が苦しい思いをしているのに、お金の使い方がオープンになっていないところがあるので、オープンにすることと、今後どうするかもセットで国民に示していかないといけない」