雪のピークは5日朝から昼前にかけて 公立小中学校は休校も 公共交通機関への影響は?《長崎》
この冬一番の強い寒気の影響で、県内は6日午前にかけて大雪となるおそれがあります。
九州北部の上空1500メートルに流れ込む氷点下12℃以下の寒気の影響で、県内も冬型の気圧配置が強まる見込みです。
雪のピークは、5日朝から昼前にかけてと夜のはじめ頃とみられ、気象台は、積雪や路面凍結による交通障害などに注意、警戒するよう呼びかけています。
午前7時半頃の長崎市内。
3日夜から断続的に降った雪は、住宅の屋根や木々に積もり一面、銀世界となりました。
4日午前の最低気温は、佐世保市で氷点下0.4℃、長崎市で0.3℃など各地で厳しい冷え込みに。
寒さ対策をして通勤、通学する人の姿が見られました。
(佐賀から通学している 20代女性)
「佐賀から来るときはそんなに降っていなかった。怖い」
(諫早から通勤している 30代男性)
「車はスタッドレスに変えた。水道管は凍結防止がついている。朝は子どもと一緒に車の上に積もっている雪を集めた」
(大村から通勤している 20代男性)
「めっちゃ着込んできた。いつも3枚できょうは5枚」
雪の影響で、4日午前、長崎バイパスと川平有料道路が上下線とも一時通行止めとなったほか
JR佐世保線、長崎線では雪による信号トラブルのため、列車に一時、遅れが出ました。
県内は6日午前にかけて大雪となるおそれがあり、5日午後6時までの24時間に、多いところで
▼南部、北部の山地で20センチ
▼南部、北部の平地と五島で10センチ
▼壱岐、対馬で3センチの雪が降る見込みです。
5日の交通にも影響がでています。
長崎バス、県営バス、西肥バスは道路の状況次第で運休の判断をするとしています。
JR九州は、計画運休の予定はないということです。
九州商船は、長崎、佐世保と上五島を結ぶ高速船の全便欠航を決めています。
また、大雪に備えて、佐世保市や、諫早市、長与町などの公立小中学校が休校を決めています。
長崎市で開催中の長崎ランタンフェスティバルは、5日のステージイベントなどは実施する予定です。
雪のピークは、5日朝から昼前にかけてと夜のはじめ頃とみられ、気象台は6日にかけて積雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理に注意、警戒、雪による視程障害や低温による水道管の凍結などに注意するよう呼びかけています。