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1週間に3000人…インフルエンザ5年ぶり流行警報 20歳未満の感染が8割《長崎》

2023年11月30日 16:25
1週間に3000人…インフルエンザ5年ぶり流行警報 20歳未満の感染が8割《長崎》

県は30日、県内全域にインフルエンザの流行警報を発表しました。1週間の患者数は3000人以上で、5シーズンぶりの大流行です。換気や手洗いなどの基本的な感染対策を呼びかけています。

県が発表した今月20日からの1週間の感染症の発生状況によりますと、県内70の医療機関で確認されたインフルエンザの患者数は前の週より1081人多い3057人でした。

定点あたりでは「43.67人」で、警報の目安となる「30」を超えたことから県はインフルエンザ流行警報を発表しました。

インフルエンザ流行警報が発表されるのは、2019年1月以来で5シーズンぶりとなります。

また、県で確認できる限りでは、2007年以降、2番目に早い時期での警報発表です。

地域別では対馬が「106」と最も多く、長崎市が「71.94」、県北が「55.50」となっています。

また、20歳未満の感染が8割を超えていて、学校での感染が広がっているということです。

このほか、多くがアデノウイルスが原因とされる「咽頭結膜熱」の感染が多く、新型コロナウイルスは減少傾向が続いています。

県は引き続き場面に応じたマスクの着用や定期的な換気、手洗いなど基本的な感染対策を行うよう呼びかけています。