「今、読んでほしい長崎の本」県内ゆかりの作家や長崎をテーマにしたオススメの作品は?《長崎》
長崎市のメトロ書店は「長崎の本」コーナーを常設し、県内ゆかりの作家や長崎をテーマにした作品を一堂に紹介しています。
(メトロ書店読書アドバイザー 川崎綾子さん)
「地元の出版社が長崎の本をたくさん出しているので、この機会に読んでほしい」
築城400周年を記念した島原城のガイド本「島原城まるわかりブック」です。
島原市の史跡などを研究する学芸員・吉岡慈文さんが監修。
天守閣の秘密や城下町の魅力歴代城主の人物像などを、学芸員ならではの視点で詳しく解説しています。
長崎大学名誉教授で医師の増﨑英明さんの「長崎の遠い記憶」。
室町末期から江戸初期を中心に長崎の激動の時代を独自の視点で分析しています。
(メトロ書店読書アドバイザー 川崎綾子さん)
「増﨑先生はロンドン大学にも留学していたので、世界の目から見た長崎という部分も書いてある」
戦国時代の長崎や鎖国時代、世界との貿易港として発展する過程など、長崎独特の歴史を紹介しています。
SNSは見るだけから、発信する側へ。
「発信する勇気」は南島原市出身のコンサルタント末吉宏臣さんが、自身がぶつかった壁や見てきた事例から、どのように悩みを解決すべきか考え方や実例を丁寧に解説しています。
(メトロ書店読書アドバイザー 川崎綾子さん)
「自分から発信したことがないとか、どんなことを書いたらいいかわからない人もいると思うので、新しい世界に飛び込むのいいと思う」
「教職をブラックと呼ばないで」は、教育現場の課題とされる教員のなりて不足について書いた、長崎大学名誉教授橋本健夫さんの著書です。
「残業が多い」とか「休みが取れない」など、さまざまな理由から教員を目指す人が減っていると言われています。
県内の教員採用試験の志願者数ですが、10年前の半数近くに減っているんです。
この本では、教員の仕事は大変だけれども、やり甲斐や楽しさ「自信を持って挑戦してほしい」といった約50人の先生のメッセージがつづられています。
教職を志す人や若い世代にぜひ、読んでほしい1冊です。