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九州地区盲学校の音楽大会 長崎では14年ぶりの開催【長崎】

2023年11月9日 21:16
九州地区盲学校の音楽大会 長崎では14年ぶりの開催【長崎】

九州地区の盲学校が歌や演奏を披露する音楽大会が9日、時津町で開かれ、目が見えない、または見えにくい子どもたちが日ごろの成果を発表しました。

音楽大会は2年ごとに行われていて、長崎では14年ぶりの開催です。

今年は11の学校が参加し長崎県立盲学校からは5人の児童生徒がステージに立ちました。

合唱曲は長崎のわらべ歌「でんでらりゅう」と歌手の福山雅治さん作詞作曲の原爆をテーマにした曲「クスノキ」です。

練習は夏休み前から音楽の授業時間に始め、点字の楽譜を使ったりリズムを合わせたりすることに重点を置きながら行ったそうです。

続いて合奏した曲はアニメ「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」。

ピアニカ、カスタネット、太鼓、さらにペルー発祥の打楽器「カホン」も使って演奏しました。

(長崎県立盲学校の児童)
「太鼓の音をよく聞き、演奏した。きょうは一番上手だった」

(長崎県立盲学校の児童)
「恥ずかしかった。間違えないように頑張った」

(県立盲学校音楽教諭 吉田真凜さん)
「練習の時以上に本番は、音が合わさってすごくいい演奏ができたんじゃないか。この経験を糧に何かにチャレンジししようという気持ちにつながったらいいと思っている」

次回は2年後、熊本県で開催される予定です。