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「次世代への継承に決意新た」被爆者と若い世代 日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝福《長崎》

2025年1月13日 19:51
「次世代への継承に決意新た」被爆者と若い世代 日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝福《長崎》

日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝う会が12日、長崎市で開かれました。

祝う会は、核兵器廃絶をめざして活動する長崎の3つの被爆者団体の呼びかけで開かれ、去年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協に加盟する長崎原爆被災者協議会のメンバーらを祝福しました。

(長崎原爆被災者協議会 田中 重光 会長)
「すべての被爆者、核廃絶の運動をした多くの人たちと一緒に(ノーベル平和賞を)もらったんだと」

日本被団協の代表委員も務める田中 重光会長は、授賞式にあわせてノルウェー・オスロを訪問。

ほかの代表委員とともにノルウェーの首相と面会したほか、現地の若者と交流するなどしました。

(長崎原爆被災者協議会 田中 重光 会長)
「まだまだ(核兵器のおそろしさを)知らない国知らない人たちがたくさんいる。運動を継承していく人たちをここ数年間でたくさん作っていくことが重要だと思う」

また、授賞式にも出席し現地の高校で出前授業などを行った長崎の高校生平和大使の2人も活動を報告しました。

(高校生平和大使 大原悠佳さん)
「被爆者の方の声、証言は国が違っても言語が違っても、年齢が違ってもどんな人にも響くものがあって心を動かす。そんな大きなを持っていると再認識した」
(高校生平和大使 津田 凜さん)
「(ノルウェーでは)被団協の皆様の受賞を本当にお祝いしていて、これからつなげていかないとという意識の大きさをすごく感じた。もっともっと日本全国で核兵器のこと核兵器廃絶のことを伝えていかなければ」

祝う会には30人あまりが参加。

運動を国の内外でさらに広げ、次世代に継承していく決意を新たにしていました。

最終更新日:2025年1月13日 19:51