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「注文も今年は入っていない」買い控えに原材料高騰…苦境の事業者  年末商戦に商機見出せるか《長崎》

2023年11月30日 21:13
「注文も今年は入っていない」買い控えに原材料高騰…苦境の事業者  年末商戦に商機見出せるか《長崎》

12月は年末商戦のシーズンを迎えます。原材料が高騰する中、商機を見出そうと事業者が準備を進めています。

モンブランやショコラなどおよそ30種類が並ぶ佐世保市のケーキ店。
乳製品や小麦などの原材料費はコロナ禍前と比べて、3割から5割
上がっていると話します。

(ミヤビ スイーツ サロン 立林雅史代表取締役)
「仕入れる商品すべて値上げが起こっているので結構厳しい状況」

客足も戻り切っていない中ではあるものの、これからの時期はクリスマスやお正月、バレンタインデーなどケーキ店の繁忙期となります。

(ミヤビ スイーツ サロン 立林雅史代表取締役)
「いろいろ考えて、新しい商品を組み込みながら店内がクリスマスに向けて賑やかになっていけば」

今月からクリスマスケーキの予約を開始。商品の量も去年より多めに準備して、客を迎える予定です。

一方、年末やお正月の買い物客で毎年賑わう長崎市の新大工町商店街。天満市場内の鮮魚店「うおやす」ではクジラを販売しています。この季節になると注文が多くなるそうですが、今年は・・・。

(うおやす 池田美雪さん)
「年末、お正月用に売れる。でもやっぱり物の値段が上がっているから財布のひもが堅いというか。まだ注文も今年は入っていない。今からだと思うけれど」

物価高騰の影響が出ているようです。それでも、新型コロナウイルスが
「5類」に移行して初めて迎える年末年始の「人の動き」に期待しています。

(うおやす 池田美雪さん)
「帰省する人は多いと思う。どうなるかはまだわからない。たくさん売れればいい」

今月、創業55周年を迎えた「平井餅まんじゅう」。鏡餅に、年末年始用の餅と師走がかき入れ時です。

( 平井餅まんじゅう 平井栄一社長)
「コロナ禍あけてからすごく明るい気持ちになっているので、いい商品をお客さんに提供して、来年いい年を迎えられたらと今一番考えている」

ここ2、3年、砂糖や小豆などの原材料が3、4割ほど高騰していることを受け、先月から一部商品の値上げを決断。
こだわりの材料を変えず、長年愛されてきた味を守ることを選びました。
商店街に活気を取り戻したいと年末に向けてたくさんの商品を準備する予定です。

( 平井餅まんじゅう 平井栄一社長)
「商店街というのはいい専門店、プロの集まりなので、年末に限らず新大工町商店街に1年を通して来てほしい」

新大工町商店街では今月開催した「新大工町ファンスクエア」のオープン1周年のイベントのほか、来月中旬にもクリスマスイベントを企画しているということです。