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"原爆漫才"を高校で初めて披露 お笑いコンビ『アップダウン』若い世代に継承へ【長崎】

2023年11月20日 20:06
"原爆漫才"を高校で初めて披露 お笑いコンビ『アップダウン』若い世代に継承へ【長崎】

お笑いコンビ「 アップダウン」が、長崎の原爆をテーマにした漫才を披露しました。

(アップダウン)
「投げましたカキーン打った大きいぞ大きいぞ入るかホー」
「感心するだけかいそこはホームランって言うんだよ」

会場を笑いの渦に包むお笑いコンビ・アップダウン。

北海道出身、芸歴27年の2人は被爆2世の団体の依頼にこたえ「長崎原爆」をテーマにした漫才を、2年前から全国で披露しています。

(アップダウン)
「ピカッという光がして瞬きをした瞬間その光は爆風となって気が付くと家の下敷きになっていました」

この日は長崎総合科学大学附属高校の平和学習の一環で披露。

笑いから一転、生徒約300人が真剣に2人の演技を見つめます。

(アップダウン)
「人が亡くなり鳥や虫たちの声すら無くなり生活が無くなった浦上には音が無くなりました」

「原爆漫才」を高校で披露するのは初めてだということです。

(生徒)
「漫才によって笑いのエピソードも入って戦争に対して怖いイメージもあったが、それよりも自分の心の中に(平和について)入った」

(生徒)
「(戦争によって)苦しい思いをしてきたということを、自分たちももっと考え(先人の方の)思いを未来の人たちに引き継いでいかないといけないと感じた」

(アップダウン 阿部浩貴さん)
「今回の漫才のテーマは"想像してみよう"を掲げていた色んな事を想像してみたら思いやる気持ちやご先祖様に感謝の気持ちとか色んな事が生まれてくると思うので(漫才を通じて)受け取ってくれれば」

アップダウンは今後も幅広い世代に「原爆漫才」を披露し、多くの人に原爆や平和について考えてもらえるよう伝えていきたいと話しています。