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親元離れ集団避難の石川県中学生を支援 授業や生活サポートなどのため教諭を派遣《長崎》

2024年2月2日 20:08
親元離れ集団避難の石川県中学生を支援 授業や生活サポートなどのため教諭を派遣《長崎》

能登半島地震は発生から1か月を過ぎ、避難生活が長引く中、長崎からも支援が続いています。

学校再開のめどが立たず、集団避難した石川県の中学生を支援しようと、3日教諭が派遣されることになりました。

被災地の石川県に派遣されるのは、県教育センター 係長の戸田 朋彦 教諭と、義務教育課 指導主事の中島 康一 教諭です。

地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市や珠洲市、能登町では、希望した中学生たちが親元を離れて、金沢市や白山市の施設に移り、集団で避難生活を送っています。

今回の派遣は、石川県の教育委員会から国を通じて全国の教育委員会に応援の要請があり、実現しました。

戸田教諭は3日から金沢市に派遣され、生徒が寝泊まりしている施設で掃除、洗濯など身の回りの生活のサポートを行います。

(県教育センター教育支援研修課係長 戸田 朋彦 教諭)
「心に深い恐怖と悲しみを持っている生徒と、未来に不安を抱えている生徒の心の負担を、少しでも軽くできるように精一杯努める」

また、中島教諭は、今月25日から集団避難先の中学校で、英語の授業にあたるということです。

(県義務教育課 指導主事 中島 康一 教諭)
「子どもたちが英語学習を通して、これまでのように明るい楽しい笑顔を多くの人に見せられるよう努力をしていく」

県教育庁は「今後も派遣要請があれば可能な限り応じていきたい」としています。